弾かれないピアノ
そもそも、このピアノが我が家にきたのは、まだ子どもがなかった頃。
当時は、いわゆるDINKS(ダブル・インカム・ノー・キッズ)で、経済的にも余裕がありました。
子どもの頃からあこがれていたピアノを、マンションの入居にあわせてキャッシュで購入。
ひと駅となりの、音楽教室に一年ほどレッスンに通ったものの、第一子の妊娠・出産時に辞めてしまって、それからめったに弾くことがなくなってしまいました。
好きな曲を弾き語りしたい
ピアノに憧れるきっかけとなったのは、多分、小学校低学年。
当時、仲良くしていたお友達の家で、ピアノを聴いたことでした。
もう、どんな曲を弾いてくれたのか忘れてしまいましたが、ピアノを弾く友達の姿にとても驚いた記憶があります。
それから、ずいぶん時間を経ますが、高校一年生のピアノ体験。
私の通った高校の音楽室は、別室みたいにピアノが置いてある部屋が付設されていました。
どういう状況なのか前後の記憶がありませんが、そこで数人の集まっていると、友人の一人がピアノに向かい、ミスターチルドレンの「抱きしめたい」を、弾き始めました。
他の小さいころからピアノを習っている友達にとっては、普通の演奏だったのかもしれません。
しかし、私にとっては、“このひとスゴイ!”。
“いつか、私もピアノの弾き語りをやってみたい!”
ピアノの弾き語りに憧れてしまった瞬間でした。
育児期間はレッスンに通えない
仕事を辞めて、専業主婦になってみると、それまで主婦に描いていた幻想と違い、意外に自由な時間がないことに気付きました。
仕事をしていたときは、「主婦はヒマそうでいいよな〜」なんて思っていた自分を恨めしく思い返します。
子どもがいて、家事・育児をしていると、ひとつながりのまとまった時間をとることが難しくなりました。
実際、朝方の家事がひと段落したお昼前とか、昼過ぎのちょっとした時間など、少しずつのスキマ時間はあります。
しかし、ピアノレッスンに通うような、まとまった時間はとれません。
どんなに近くに教室を見つけたとしても、子どもを預け、身支度を整え、行きかえりの往復をするだけでも、相当な時間を要します。
もうちょっと、子どもが大きくなったら・・・。なんて思っていましたが、いつになってもそんなに状況は変わらないことが、うっすらと分かってきました。
主婦のピアノは独学で上達
長い時間は取れないけど、細切れのスキマ時間はところどころにある主婦にとって、ピアノは独学で上達できます。
子どもがいない人には、会社帰りにレッスンに通う自由があります。
しかし、子どもがいて、基本的に家から離れることができない主婦にとっては、レッスンに通うことは、簡単ではありません。
そもそも、レッスンに通っているだけで、自宅で練習しないとピアノは上達しない・・。
ピアノは独学で上達する!と、たったひとりで決意しました・・・。
- 子どもを預けられない
- レッスンに通うのが恥ずかしい
- レッスンに通う、まとまった時間がない
実際にはレッスンも捨てがたいのですが・・・。
現役のピアノ教室の先生が自宅にきてくれる
現役のピアノ教室のレッスンが自宅で受けられます。DVDでですが・・・。
DVDを観て、よく聴いて、ピアノを弾く。
わからない、上手く弾けないときは、もう一度観て、聴いて、弾いてみる。
なんど繰り返しても、DVDの先生は怒りません(笑)。
ピアノ教室だと、先生になんども同じことをきくことをためらってしまいますね。
他にも、ピアノを独学で学ぶメリットがあります。
- スキマ時間にちょこっとレッスン
- レッスンを休んでもお金が無駄にならない
- たくさんレッスンしても追加料金はかからない
- 自分のペースでレッスンが続けられる