結婚披露宴でピアノが弾きたい

私はウエディングプランナーという職業柄、ちょっと困った相談を受けることがあります。

 

さっき打ち合わせを終えて帰ったばかりの新郎から電話がかかります。

 

ピアノ未経験者だけど、結婚式の披露宴でピアノ演奏がしたい!

 

またまた、新郎が新婦に内緒でこんなサプライズを思いつきました。

 

 

実は式場関係者はこの相談をよく受けるんです。
今回は式まで1ヶ月以上あるので大丈夫だろうと、快諾しました。

初心者でも一ヶ月でピアノが弾けるようになる

「で、どうやって練習すればいいですか?(新郎)」って、ソコからかい!(笑)

 

全くのピアノ未経験者でも一ヶ月同じ曲だけを練習すればだいたい弾けるようになります。

 

それに実績のある、とっておきの練習方法があるんです。【30日で弾ける初心者向けピアノレッスン 3弾セット】

 

 

 


 

 

同業のウエディングプランナーは、ほとんどこの楽譜(スコア)とDVDのセットを紹介しています。

ピアノ演奏を思い立ったきっかけ

この相談を受けてから、新郎と打ち合わせをする機会が必然的に増えました。

 

新郎がピアノ演奏を思い立ったきっかけは、新婦のご実家に挨拶に行った時に置いてあったピアノを見たからだといいます。

 

新郎は、小さい頃からなにか楽器ができれば・ピアノが弾ければと憧れていたそうです。ずっと忘れていたその気持が、新婦の実家で呼び起こされたそうです。

 

「結婚したらあのピアノ弾けるかも?」とウキウキしていたそうです。

一ヶ月同じ曲を繰り返し練習すれば弾けるようになる

これまで、サプライズ演奏を行った全員が見事なほどに完璧に弾きこなしています。

 

大人なら一ヶ月あればしっかりピアノが弾けるようになります、未経験者であってもあんまり問題ないんですね!

 

結婚披露宴は、一生に一度の大切な晴れ舞台。だれでも恥をかきたくないから、仕事を疎かにしてでも一生懸命練習に励むそうです。

失敗してもリスクはない

これまで実践された人は全員がみごとに弾けるようになりました。
私としてもとっても嬉しいんです。

 

しかし、たとえ練習ができなくてもリスクはありません。

 

もともと披露宴でサプライズの余興として演奏しようとしていたので、式当日のプログラム(式次第)にも当然掲載しませんし、当然のように新婦にも内緒です。当日、司会者がその場でピアノ演奏を発表するだけなので、それをカットすることはなんでもないんですね。

 

だから、これを読んで「自分も挑戦したい」という人は、どんどん挑戦してみるのが良いと思います。

ピアノ演奏前後の流れ

結婚式当日は、新郎・新婦ともに緊張しています。

 

しかし、新郎の緊張はハンパじゃないですね。その理由は、やっぱりピアノ演奏です。初心者なのに人前で演奏する機会なんてそうそうあるもんじゃありませんもんね。

 

演奏が終わったあとの新郎の脱力感もスゴイです。思わず横から「まだ、式が終わったわけではないですよ!」って言っちゃいます。

 

結婚披露宴のおおまかな流れ

  • 新郎・新婦入場
  • 新郎・新婦のプロフィール紹介(堅い)
  • ウエディングケーキ入刀
  • 祝辞・乾杯・ファーストバイト
  • 食事・歓談
  • 親戚・友人のお祝いメッセージ
  • お色直し
  • キャンドルサービス
  • 余興・ゲーム(ここでピアノ演奏)
  • 花嫁からの手紙(涙)
  • 花束を贈る
  • 親御さんからの挨拶
  • 新郎の挨拶
  • 出口でお見送り

 

ピアノ演奏の前には、花嫁に贈る熱いメッセージの朗読がセットになってます。

 

この時、新郎の(なぜか私も)緊張感マックスです。(笑)

 

メッセージを読み始める頃から、私は吐きそうになるくらい緊張します。この緊張感、ピアノ演奏がないと不思議と味わえないんです。
上手く弾けた時の感動はハンパなくて、本当に横で拍手をしながら涙が溢れてくるんです。その様子を見ていて他のスタッフや新婦は、私と新郎との仲を疑うんじゃないかと思えるレベルです。(笑)

新郎が新婦に贈るピアノ演奏の動画

結婚披露宴の余興として、生演奏はよくあります。たいていは、新郎・新婦のご友人の方が披露してくれる場合が多いのですが、負けず劣らずご本人達が演奏される場合も多くあります。

 

これ、困ったことに楽器未経験者の場合も結構あるんですね。ウエディングプランナーとしては演奏の間、気がきでなくて、よっぽど自分が演奏したほうが楽です。

 

でも、ドキドキした分だけ、うまくいった時の喜びは大きいんですよね!わたしはいつも感動して胸が一杯になっちゃいます。今回の新郎新婦には公開の了承を取っていなかったので、同じシチュエーションのピアノ演奏動画をお楽しみください。